+++ホルンの歴史+++


それではホルンはいったいいつから人々に使われ愛されてきたのでしょう。

簡単な年表にしてまとめておきます。


ホルンは金管楽器の一種で、
唇を振動させて音を出すという点では、トランペットに近い特徴を持っています。
そのためか、ホルンはトランペットとほとんど同様の歴史を歩むこととなったのです。

19世紀中頃までのホルンは、「ナチュラル・ホルン」などと呼ばれていました。

大きく広げられた発音口(ベル)をもち、円形に丸められた管にマウスピースをつけただけの、非常にシンプルな構造でした。

このような楽器ですと、唇の振動の調節だけでしか音程を変えることができず、いわゆる「自然倍音列」と呼ばれる音のみしか出すことができませんでした。

「自然倍音列」だけだと、音階すらまともに演奏することもできません。

そこで、ホルン奏者たちは、ベルの中に手を差し込むことで微妙に音程を変え、「自然倍音列」以外の音を出す方法を考え出したのです。

このような演奏法は「ゲシュトップト奏法」と呼ばれ、18世紀のホルン奏者たちによって発達されていきました。

しかし、「ゲシュトップト奏法」ではやはり出せる音にまだ限りがあり、この奏法によって得られる音は音程は不安定、音色も曇った感じになってしまいます。そうした不満を解消するために、19世紀中頃になって、現在のようなバルブによって管の長さを瞬時に変えることができる、バルブ・ホルンが開発されました。

バルブ・ホルンの登場によって、ホルン奏者たちは容易に安定した半音階が演奏できるようになったわけです。






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